今回はノルウェーのリサイクルシステム「PANT(パント)」についてご紹介します。
PANTを活用すれば、ちょっとした節約になるだけでなく、環境保護にも貢献できます。
飲み終わったペットボトルや缶をそのままゴミ箱に捨てるのもいいですが、折角なので是非PANTを利用してみてください。
PANTってなに?
PANTとはノルウェーでペットボトルや缶の飲料を購入する際に、自動的に加算される預かり金のようなものです。
飲み終わったペットボトルや缶をスーパーなどに設置された専用の機械に持っていくとPANTとして支払った金額が割引券となって返金される仕組みです。
料金はペットボトルや缶の大きさや材質によって異なり、一般的には2クローネ程度です。
お店の価格表示には一般的にPANT料金が含まれていないことが多いので、レシートをよく確認しましょう。
購入したペットボトルや缶に「2PANT」といったように白い四角で囲まれたマークが付いています。このマークがあればPANTの対象商品です。
飲み物を購入したスーパーと同じスーパーでなくても、ノルウェー国内で購入したPANTマーク付きのペットボトルや缶であれば、どこのスーパーの機械でも返金可能です。
いくつかまとめて持っていく人もいますが、飲み終わったものを持ち歩きたくないという理由でPANTの機械をゴミ箱のように利用する人もいるので、一本からでもお気軽に持って行って問題ありません。
機械に入れた分のPANTはそのスーパーの割引券として出てきて、2PANTなら2クローネ分として利用することができます。
操作は下で解説していますがあっという間に出来るので、その割引券を利用してお土産のお菓子を購入したり、ちょっとした節約に役立ててみてください。
使い方
それでは順を追って説明していきます。
まずはスーパーなどに設置されたPANTの機械を探します。スーパーの入場ゲートの中にある場合と外にある場合とありますが、ゲートがあるような大手のスーパーなら必ずどこかに設置されています。背の高さ程度の大きな機械なので見つけやすいです。
機械の投入口にペットボトルや缶を一本ずつ投入します。
投入が終わったら「PANT」のボタンを押すだけで、機械の操作は完了です!
(上の画像の場合なら左側の緑色のボタンを押します)
そうするとPANT料金が計算された割引券が出てきます。
割引券は、そのスーパーの買い物時に利用できます。
レジで会計の際に渡すか、コンベアの上に商品と一緒に載せていれば店員さんがそのまま割引してくれます。
割引券には有効期限が記載されている場合もあります。出来るだけその日のうちに使うのをおすすめします。