今回はシェンゲンビザとワーホリビザについて書いていこうと思います。
ワーキングホリデーでヨーロッパに行く時に、折角だからヨーロッパのいろんな国へ旅行してみたい!と思う人は多いと思います。
例えばノルウェーなら、イタリアやポーランドに飛行機で片道5000円以下で行けちゃいますし、日本の国内旅行のような感覚でヨーロッパの他の国に行けます。
旅行の計画を立てる際に、ノルウェーはシェンゲン加盟国だけど、90日しか滞在できないならワーホリビザを持っている場合どうなるんだろう?と疑問に思う方も多いかと思われます。
私もそう思っていろいろ調べてみましたが、インターネット上に情報が混在しており、結局何が正しいのかよくわかりませんでした。
最初に旅行に行く時も不安でしたし、90日経過後も不安でしたし、出国も不安だったし...とにかく入出国の際は毎回いつ「あなた入(出)国できませんよ」って言われるんじゃないかと冷や冷やしていました。
そんな感じだったので、私の体験談をお伝えしていこうと思います。
シェンゲン加盟国とは
シェンゲン加盟国はシェンゲン協定を結んでいる国で、EUとは少し違います。
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出典:駐日欧州連合代表部ウェブサイト |
日本のパスポートがあればシェンゲンビザは不要ですが、「180日間のなかで90日間のみ滞在できる」というルールは守らなくてはなりません。
一度加盟国内に入ると入出国審査なしで移動できます。
つまり、日本のパスポートを持っている人は90日以内であればビザなしでヨーロッパ(シェンゲン加盟国)を旅行できるのです!
ワーホリビザとシェンゲン協定の90日
まず結論から申しますと、ワーホリビザの期間中、シェンゲン加盟国のヨーロッパは問題なく旅行できます。
どこかで止められたり、審査があったりとかもありません。
ノルウェーに住んでいるという状態になっているので、条件の90日以内を守れば自由に旅行できます。
ノルウェーの滞在日数は関係ありません。
ちなみにノルウェー人が他の国に行くときは、シェンゲンビザが必要ですが、ノルウェーに住んでいるからといって私たちが持っているのは日本のパスポートなので、シェンゲンビザを作る必要はありません。
だからノルウェーで「シェンゲンビザを持ってる?」と旅行に誘われた時は、何か手続きすることなく「持ってる!」と答えることができます。
旅行した記録
2023/11:チェコ旅行
2023/12:ドイツ、ウィーン旅行
2024/1:ポーランド、オランダ旅行
2024/3:スウェーデン旅行
2024/6:ヨーロッパ4ヶ国旅行
2024/9:ギリシャに旅行&出国審査、エジプト経由で日本へ
このギリシャで出国手続きをしているようにノルウェーのワーホリビザですが、最後ノルウェーで出国手続きをする必要はありませんでした。
シェンゲン間の移動の際にパスポートを見せることは基本的にありませんが、旅行の時にシェンゲン加盟国に住んでいる証明として、在留カードとパスポートを必ず持っておかなくてはなりません。(そうしなさいと在留カードを貰う時の書類に書かれてありました)
パスポートのチェックがあった話
オランダからノルウェーのサンネフヨル空港に到着して荷物が出てくるのを待っていた時に、空港の係の人から一度だけパスポートの抜き打ちチェックがありました。
明らかに見た目で外国人ってわかる人をチェックしている様子でした。
ノルウェーの最初の入国からは3ヶ月以上経っているので、何か言われるかな?とも思いましたが、パスポートと在留カードを見せて、住所を伝えると難なく終わりました。
その他にも空港で飛行機に乗る前に簡単なチェックがあったりするので、パスポートは忘れないようにしましょう。
これからの制度
2026年第四半期からはETIASの運用が始まるので、ノルウェーに行くのも申請が必要になります。
現時点(2025年)では不要です。